野菜ジュース意味ない?350gの野菜100%ジュース3品比較レビュー
野菜ジュース意味ない?350gの野菜100%ジュース3品比較レビュー
野菜ジュースに加工することによって、減少する栄養素もありますが、加工することによって、吸収率がアップする栄養素もありますので、
野菜ジュースは、「意味ない」・「栄養がない」・「効果がない」は、間違いです。
熱に強く加熱しても減少しにくい栄養素、ミネラル(カルシウム・カリウム・鉄)やカロテノイド(βーカロテン・リコピン)のように、生野菜から摂取するよりも加工品で摂取する方が吸収率が高い栄養素もあります。
- 抗酸化作用を持つ、βーカロテン・リコピンは「老化が気になる」「免疫力を高めたい」と言う方は、必ず、摂取したい栄養素ですね。
伊藤園 カゴメ JA熊本果実連
厚生労働省「健康日本21」によると、成人1人当たり1日、350gの野菜摂取量が推奨されています。
しかし、「1日、350gの野菜を摂取」と量的な面で推奨はしているものの栄養素については、明記されていません。
理由は、全国各地で食べられている野菜が異なり、それぞれの野菜に含まれる栄養素も違いがあるからです。
よって、栄養素の基準までは定められていません。
1日、350gの野菜を摂取するとだいたい健康に暮らせることが免疫学的にわかってきたので、量を取ることを推奨しているみたいです。
1日分の野菜と記載のある野菜100%「野菜ジュース」3品を比較、飲み比べてみました。
野菜ジュース、オススメ
- ビタミン、ミネラルが豊富。栄養素を独自の算出方法で算出。栄養バランスで選ぶなら、伊藤園「1日分の野菜」
- リコピン・食物繊維・βーカロテン・カリウムが豊富。美容・ダイエットで選ぶなら、カゴメ「野菜1日これ1本」
- 原材料すべてが国産で安心。毎日飲むなら国産野菜にこだわりたいですよね。国産野菜ジュースを選ぶなら、JA熊本果実連「日本の野菜」
ジュース感覚、飲みやすさ( → 良 )
- カゴメ「野菜1日これ1本」→伊藤園「1日分の野菜」→JA熊本果実連「日本の野菜」
野菜100%の「野菜ジュース」3品比較と飲み比べ
伊藤園「1日分の野菜」、カゴメ「野菜1日これ1本」、JA熊本果実連「日本の野菜」3品比較
↓クリックすると見やすくなります。↓
カロリー ( 高 → 低)
- 「1日分の野菜」→「野菜1日これ1本」→「日本の野菜」
糖質 ( 多 → 少 )
- 「1日分の野菜」→「野菜1日これ1本」→「日本の野菜」
甘み ( 弱 → 強 )
- 「1日分の野菜」→「野菜1日これ1本」→「日本の野菜」
濃厚さ、ドロッと感 ( 少 → 多 )
- 「1日分の野菜」→「日本の野菜」→「野菜1日これ1本」
酸味、スッキリさ ( 少 → 多 )
- 「日本の野菜」→「野菜1日これ1本」→「1日分の野菜」
ジュース感覚、飲みやすさ ( → 良 )
- 「野菜1日これ1本」→「1日分の野菜」→「日本の野菜」
伊藤園「1日分の野菜」を飲んでみた。(レビュー)
- 伊藤園「1日分の野菜」
サラッとして飲みやすい。
ニンジン風味とほのかな甘み。(トマトの甘みかな?)
レモンの酸味がスッキリ。
後味に、若干、野菜の渋みが感じられる。
あっさりした味の野菜ジュースって感じです。
カゴメ「野菜1日これ1本」を飲んでみた。(レビュー)
- カゴメ「野菜1日これ1本」
ドロッとした濃厚さに、ザラザラ感のある舌触り。
青臭さもなく優しい甘みとほのかにレモンの酸味もある。
濃厚さはあるが、飲みやすい。
トマトジュースに近い感じの野菜ジュース。
トマトジュースの苦手な方は、飲みにくく感じるかも知れません。
JA熊本果実連「日本の野菜」を飲んでみた。(レビュー)
- JA熊本果実連「日本の野菜」
トロっと感に加え、甘みが強い。
ニンジンの風味が際立ち、ほのかにセロリの味。
甘みの中に、酸味も感じられるが、この酸味がウメなのか?
冷蔵庫で冷やして飲めば、野菜ジュースが苦手という方でもジュース感覚で飲めそう。
伊藤園「1日分の野菜」、カゴメ「野菜1日これ1本」、JA熊本果実連「日本の野菜」3品、原材料と原産国
伊藤園「1日分の野菜」、原材料と原産国
にんじん(ポーランド・アメリカ・オーストラリア・日本・ニュージーランド・ハンガリー)、トマト(アメリカ・イタリア・スペイン・日本・ポルトガル・トルコ)、赤ピーマン(チリ)、きゅうり(ポーランド)、インゲン豆(ニュージーランド)、大根(日本)、ピーマン(チリ・日本)、メキャベツ(日本)、ケール(日本・ポーランド)、レタス(日本)、アスパラガス(アメリカ・日本)、カリフラワー(日本)、グリーンピース(ニュージーランド)、冬瓜(日本)、緑豆スプラウトもやし(日本)、ブロッコリー(エクアドル・日本)、ゴーヤ(日本)、ごぼう(日本)、セロリ(チリ・日本)、モロヘイヤ(日本)、かぼちゃ(アメリカ・タイ・日本)、ヤーコン(日本)、あしたば(日本)、小松菜(日本)、パセリ(日本)、クレソン(日本)、キャベツ(日本)、ラディッシュ(日本)、ほうれんそう(日本・ポーランド)、三つ葉(日本)、レモン果汁(レモン、アルゼンチン・イスラエル・イタリア・ブラジル)、海藻カルシウム、ライスマグネシウム、ビタミンC
カゴメ「野菜1日これ1本」、原材料と原産国
トマト(アメリカ・オーストラリア・スペイン)、にんじん(アメリカ・イタリア・オーストラリア)、ケール(ポーランド)、メキャベツ(チリ・日本)、ピーマン(チリ・ポーランド)、ビート(日本・ポーランド)、ほうれん草(ポーランド)、ブロッコリー(チリ)、あしたば(インドネシア)、チンゲンサイ(日本)、小松菜(日本)、かぼちゃ(チリ)、パセリ(チリ・日本)、クレソン(チリ・日本)、アスパラガス(チリ)、セロリ(チリ・日本)、しょうが(台湾)、とうもろこし(ニュージーランド)、ごぼう(日本)、グリーンピース(アメリカ)、紫いも(日本)、キャベツ(日本)、レタス(日本)、たまねぎ(オランダ)、だいこん(日本)、紫キャベツ(アメリカ)、赤じそ(台湾)、カリフラワー(グアテマラ)、なす(日本)、はくさい(チリ)、レモン果汁(レモン、不明)
JA熊本果実連「日本の野菜」、原材料と原産国
- 砂糖・食塩・香料・保存料、使用なし(無添加)
- 野菜11種(すべて国産野菜)+うめ(国産)
にんじん、トマト、ほうれん草、ピーマン、あしたば、キャベツ、クレソン、セルリー、ブロッコリー、パセリ、大麦若葉(粉末)、うめ果汁(うめ)
野菜ジュース意味ない?「栄養がない」「効果がない」と言われる理由
生野菜を食べることにより、ビタミンB群・ビタミンC・ビタミンA・ビタミンK・ミネラル(下※1)・食物繊維・ファイトケミカル(下※2)などの栄養素が摂取できますが、野菜ジュースになると、製造する過程で、加熱(濃縮還元・殺菌)や搾汁、粉砕などの加工によって、食物繊維やビタミン、ミネラルやファイトケミカルが減少します。
よって、「栄養がない」、「効果がない」と言われてます。
ジュースに加工することによって、減少する栄養素もありますが、加工することによって、吸収率がアップする栄養素もありますので、
「栄養がない」、「効果がない」は、間違いです。
※1.ミネラルとは、骨や歯、臓器や細胞の活動をサポートする働きの栄養素で、代表的な物には、炭水化物・タンパク質・カルシウム・マグネシウム・カリウム・ナトリウム・鉄・亜鉛など。
※2.ファイトケミカルとは、抗酸化作用・抗炎症作用・抗発がん作用・抗菌作用を持つ植物由来の物質で、代表的な物には、カロテノイド・フラボノイド・イソフラボンなど。
※3.カロテノイドとは、植物が合成する天然色素で、黄色やオレンジ色を持つ化合物。代表的な物に、βーカロテン・リコピン・ルテイン・アスタキサンチンなど。
加熱など加工により水溶性ビタミン(ビタミンB群・ビタミンCなど)は減少しますが、脂溶性ビタミン(ビタミンA・D・E・K)は減少しません。
搾汁により、水溶性食物繊維や不溶性食物繊維は減少します。
- トロっとした物質、水溶性食物繊維
- 糸のような繊維質、不溶性食物繊維
しかし、熱に強く加熱しても減少しにくい栄養素、ミネラル(カルシウム・カリウム・鉄)やカロテノイド(βーカロテン・リコピン)のように、生野菜から摂取するよりも加工品で摂取する方が吸収率が高い栄養素もあります。
- 抗酸化作用を持つ、βーカロテン・リコピンは「老化が気になる」「免疫力を高めたい」と言う方は、必ず、摂取したい栄養素ですね。
↓クリックすると見やすくなります。↓
野菜ジュースはあくまで、野菜不足を補う飲み物とすることが望ましく、
野菜を食べる代わり(代用)に野菜ジュースを飲むというのは、危険な考え方です。
野菜ジュースが「体に悪い」と言われる理由
- 海外から安い野菜を仕入れしている。
- 糖分や塩分、香料などの添加物が入っている
海外から安い野菜を仕入れしている
海外から化学肥料や農薬を使用し量産された栄養価の低い、安い野菜を仕入れし、野菜ジュースの原料にしている。
生鮮食品は、産地表示が義務化されていますが、野菜ジュースは加工食品に分類され、産地表示義務がありません。
- 伊藤園・カゴメは、独自の基準を設け野菜を厳選。自主的に産地情報が公開されています。
- JA熊本果実連は、国産の産地県名が公開されています。
糖分や塩分、香料などの添加物が入っている
野菜ジュースは、野菜汁が多いと飲みにくくなる傾向にあり、飲みやすいように、フルーツ果汁や甘味料、塩分や香料などの添加物が入っているものがあります。
ラベルやラベル裏の原材料を確認し、野菜汁100%で、糖分や塩分、香料などの添加物が無添加の物を選ぶようにすることで対策できます。
野菜自体に糖質があります。
砂糖・甘味料、無添加と記載がありましても、飲み過ぎると糖質の過剰摂取となり太る原因や糖尿病などの生活習慣病リスクが高まります。
野菜ジュースは、1日に何本飲んでも大丈夫?
野菜自体に糖質があり、飲み過ぎると糖質の過剰摂取にもなります。
1日に、紙パックもしくは缶、1本飲むのがオススメです。
※ペットボトルタイプは、コップ1杯200ml程度。
野菜ジュースの効果的な飲み方
- ダイエットとして飲む場合は、食事の30分前までに飲んでおくと良いです。野菜ジュースに含まれる食物繊維が血糖値の上昇を抑えてくれたり食べ過ぎ防止にも繋がります。
- 朝食を食べることができない人は、朝食の代わりに野菜ジュースだけでも飲んでおくと良いです。
- 食欲不振・体調が悪い時の栄養補給に野菜ジュースを飲むのも良いです。
野菜ジュースに含まれる栄養素と効果
カリウム
- むくみ予防(細胞の浸透圧を調整)、血圧の調整(ナトリウムを身体の外に排出する働き)
マグネシウム
- 糖尿病予防
- 血圧を下げる働き
- 炎症症状を軽減(老化、肥満、慢性疾患)
ビタミンA
- 皮膚や粘膜の新陳代謝を促進
ビタミンC
- 抗酸化作用(皮膚や粘膜の健康維持、免疫力向上)
ビタミンE
- 抗酸化作用、血行促進
ビタミンK
- 出血を止める血液凝固効果
- カルシウムの吸収を助け骨を強くする働き
- 抗酸化作用
葉酸(ビタミンB群の一つで、水溶性ビタミン)
- 心臓病やガン、貧血の予防
- 細胞の代謝促進
リコピン
- 抗酸化作用(紫外線によるメラニンの蓄積を防ぎシミや日焼け対策に有効、生活習慣病の予防)
- 骨と歯を強くする働き(骨の破壊を防ぎ、新しい骨の生成を促進)
- 二日酔いの予防と改善(アセトアルデヒドの働きを抑制、解毒作用や利尿作用などの効果)
- メタボ予防(中性脂肪を分解する効果)
- 悪玉コレステロールの除去や血流改善効果。
βーカロテン
- 小腸の中でビタミンAの原料になる
野菜100%ジュース、こんな方は特におすすめ
- 野菜不足を感じている方
- 食事に偏りがあり、野菜不足な方
- 野菜嫌いの方
- 外食、お弁当やお惣菜が多い方
- ダイエット中の方
まとめ
1日分の野菜と記載のある野菜汁100%の「野菜ジュース」を飲み比べて比較しました。
- ビタミン、ミネラルが豊富。栄養素を独自の算出方法で算出。栄養バランスで選ぶなら、伊藤園「1日分の野菜」
- リコピン・食物繊維・βーカロテン・カリウムが豊富。美容・ダイエットで選ぶなら、カゴメ「野菜1日これ1本」
- 原材料すべてが国産で安心。毎日飲むなら国産野菜にこだわりたいですよね。国産野菜ジュースを選ぶなら、JA熊本果実連「日本の野菜」
野菜ジュースで、「1日に必要な野菜がとれる」というのは、350g以上の野菜を使用しているという意味で、1日分の野菜を食べた分と同じ栄養が取れるというわけではありません。
しかし、野菜ジュースは、手軽に不足しがちな栄養素を補うことができます。
「1日1本」。
野菜100%ジュースを取り入れてみてはいかがでしょうか?
筆者は、野菜100%ジュースを毎朝1本飲んでます。
できることなら、野菜ジュースに頼らず、新鮮な野菜を食べて食事から栄養素を摂取したいものです。
【 関連記事 】
安心・安全、こだわり野菜
産直!!!全国各地から新鮮な野菜が入手できます。
食べチョクの概要、サービス、利点・デメリットを解説 (roina617.com)
コメント
コメントを投稿